ある日ビタミン剤がプニプニに
私は普段、栄養補完のためにビタミン剤を飲んでいます。固いカプセル状で水と一緒に丸飲みするタイプです。
それがある日、プニプニと柔らかくなっており、それによってカプセル同士がくっついているものもありました。
そして中には、カプセルが破れて?中身が漏れ出ているものもありました。その中身はかなり独特な匂いを発しており、色移りもしつこく、包装している袋はもちろんお皿などにも少し触れるだけでなかなか落ちない汚れとなりました。(漂白しないとダメでした)
原因は気温と湿度
では、このようにプニプニと柔らかくなってしまう原因は何か? 調べてみると「高温・多湿」が影響しているようです。(この後カプセルの種類については解説しますが)上の写真のビタミン剤などに使われているソフトカプセルの皮膜は「高温・高湿度の環境(夏場など)で軟らかくなる」とのことです。
どうやらこの性質によってビタミン剤がプニプニと柔らかくなり、モノによってはカプセルが破れて中身が漏れ出たようです。
そう言われると確かに心当たりがあり、一度ビタミン剤の入っている袋のジッパーを閉め忘れてしまい、その後くらいから柔らかくなってしまいました。恐らく、そこで湿気を吸収してしまったのだと思います。
ちなみに、以下のサイト様を参考にさせていただきましたので、より詳しく知りたい方はリンク先はご確認ください。
・ソフトカプセルQ&A|東洋カプセル株式会社
・ソフトカプセル保管の注意点|中日本カプセル株式会社
また、ここで注意すべきは「ソフトカプセル」は気温・湿度の影響を受けるということで、もう一種の「ハードカプセル」はこういったことは起こりにくいようです。次の項目でそれらカプセルの違いについて簡単に解説します。
カプセルの種類
カプセルには主に「ハードカプセル」と「ソフトカプセル」の2種類があります。
ハードカプセル
一般的に皆さんが思い浮かべるカプセルであり、円筒型のものがほとんどです。粉末や顆粒といった固形の薬・サプリを包んでいます。気温や湿度の影響を受けにくいです。(試しに1日外気に触れさせましたがカプセルは固いままでした)
ソフトカプセル
液状のものや油脂が多く含まれたものを包むことを得意としたカプセルです。球形や楕円形といった様々な形があります。本記事でも取り挙げているように気温や湿度の影響を受けやすいです。
そのまま飲んで良いのか?
さて、ではこのように柔らかくなったソフトカプセルのビタミン剤を飲んでも大丈夫なのか?ですが、結論としては「品質自体には問題ないため通常通り利用可能」となります。
あくまで外側の皮膜が気温や湿度の影響を受けているだけで、中の成分等には問題がないといった感じです。皮膜が破れて中身が漏れるとかなり独特な匂いが出るため利用に戸惑うかもしれませんが、ただカプセルが破れているだけなら品質上には問題ないとのことです。
ただ、あまりにも湿度の高い場所に長時間置いておくとカビが生える可能性もあり、その場合は当然ですが飲むのはやめましょう。
まとめ
今回、私の利用しているビタミン剤がプニプニと柔らかくなったのは、「ソフトカプセルにも拘わらず、袋を開けっぱなしで気温・湿度の高い場所に放置していた」ということが原因でした。
しかし、この状態で品質には影響がないとのことなので安心して飲むことができました。
ただし問題ないからと言っても、色移りや匂いがきつくなるということ、そしてそもそもサプリメントの保管方法として「直射日光、高温多湿な場所をさけて保存してください」と注意書きもあるので、今後は保管方法には注意する必要がありますね。
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