最初に結論
問い合わせた結果、「Clipchamp無料版で作成した動画は商用利用可能である」との答え
※2024年9月確認時点での回答です
現在、動画編集ソフトは多種多様存在し、パソコンから・スマホから・無料で・有料で誰でも動画を簡単に作成しTikTokやYoutubeに投稿できる環境になっています。しかし、趣味としてではなくその動画から収益を得る場合には、使用している動画編集ソフトは「商用利用可能であるかどうか?」が非常に重要なポイントとなってくるはずです。
もちろん、有料のソフトを使えばほとんどのものは商用利用可能であるためそのような悩みはなくなりますが、まだ収益が未確定な状態で課金をするというのはなかなか踏み切れないと思います。
そこでこの記事では、皆さんが使う機会も多いWindowsパソコンの標準ソフトとなっているClipchampの無料版は商用利用可能か解説します。
Clipchamp無料版では何ができる?
その前にそもそもClipchamp無料版での動画編集は何ができるか?を簡単に解説します。
基本的な動画編集機能
まずは、当然ですが基本的な動画編集機能は兼ね備えています。画像・動画・音声・テロップと言った動画作成には欠かせない要素は全て挿入および調整可能です。また、人工音声も作成可能であり、
画面サイズもYouTube用の横画面やTiktok用の縦画面サイズなど変更できるので、CGをつくりたいなどといった複雑動画でなければ十分なスペックだと思います。
有料版との違いとして、使える素材(効果音・BGM・図形画像・写真など)には差がありますが、個人的にはどうしても使いたい素材は似たようなものを他のフリー素材などから持ってくれば良いと思うので、とりわけ困るというほどではありません。強いて言うなら、日本語のフォントは無料版だとあまり良いものはないなという印象ではあります…。
透かしは入らない
作成した動画に透かしは入りません。透かしとは、作成したメディアにうっすらと使用ソフトのロゴや文字が印字されることで、何で作成したかなどが分かるようになるといった目的があります。
YoutubeやTiktokに動画をアップするのであれば、こちらはない方がありがたいはずです。。
1080p(フルHD画質)までの出力が可能
作成した動画は480p、720p、1080pといった画質での出力を選択できます。1080pというのは俗に言うフルHD画質なので、十分鮮明な画質です。
一応、有料プランに入ると4K画質での出力が可能です。
商用利用可能か?
では本題の「Clipchamp無料版で作成した動画は商用利用が認められているか」について確認していきます。
公式サイトを確認
まずは公式サイトの利用規約を翻訳機能などを使いながら確認しましたが、商用利用可能 or 不可といった明確な記載は見つけることができませんでした。しかし、サイトには「無料機能を使ってのYouTubeやTikTok用の動画作成の記事」や「販売促進動画を無料で作成可能」といった表記が多々見られるため、恐らく商用利用可能とは読み取れます。
問い合わせてみた
とは言っても、やはり「恐らく」という答えでは不安になってしまいます。そこで一番確実な方法である、公式サイトへの問い合わせをしてみました。
Clipchampの無料版で作成した動画を商用利用することは可能ですか?作成した動画をYouTubeやTikTokにアップロードして収益を得ることに問題はありますか?
Clipchampの素材のみをそのまま商用利用しない限りは、問題ありません。
サポートセンターによると「無料版でも商用利用可能」とのことでした。安心しました。
ちなみに「Clipchampの素材のみをそのまま商用利用」というのは、例えばClipchampの提供イラストをそのまま販売するといったようなことなので、それらを使って作ったオリジナルの動画はこの問題には全く引っ掛かりません。
まとめ
サポートセンターから「Clipchamp無料版で作成した動画は商用利用可能である」との答えをいただけました。
他にも無料で便利な動画編集ソフトは数多くありますが、商用利用の可否が不明なものも多いです。Clipchamp無料版でも基本的な編集には十分なスペックなので、特にWindowsユーザーは初めての動画編集としてはオススメできるソフトの1つかなと思います。
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