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骨伝導イヤホンOpenRunを購入しようか迷っている人へ

買ってみた

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 骨伝導イヤホンで有名なOpenRunですが、実際「骨伝導イヤホンってどうなの?」「音の聞こえや音漏れは?」といった疑問があり購入すべきか迷っている方も多いと思います。私も購入前に様々な疑問や心配がありました。
 本記事では、実際にOpenRunを利用してみた私が使用感をもとにそれらの疑問に回答して、皆様の判断の参考になればと思います。

骨伝導イヤホンとは?

 まず、そもそも骨伝導イヤホンとは?という所で、名前の通り「骨を通して音を伝える(聞く)イヤホン」になります。

 通常のイヤホンは音(空気の振動)を発して、それが鼓膜を揺らして、音を感じるパーツである内耳に伝わるという仕組みです。一方、骨伝導イヤホンは耳周辺の骨を振動させて、内耳に直接伝えるという仕組みになります。

 そのため、骨伝導イヤホンは鼓膜に音を伝える必要がなくなり、耳の中に入れずとも耳の近くに装着するだけで音を聞くことができます。イヤホンを耳に入れていると痛くなる人や、耳の穴に丁度良いサイズのイヤホンがないという人には特に大きなメリットになると思います。

普通のイヤホン:耳の穴を塞ぐ
骨伝導イヤホン:耳の穴を塞がない
通常のイヤホン骨伝導イヤホン
音の聞こえ方空気振動→鼓膜→内耳骨を振動→内耳
装着方法耳の穴に入れる耳周辺の骨に付ける
特徴耳の穴を塞ぐため
・音が聞こえやすく音漏れも少ない
・耳が痛くなったり、負担が大きい
耳の穴を塞がないため
・音が聞こえづらかったり音漏れしやすい
・耳への圧迫感がなく難聴のリスクを減らせる

OpenRunとは?

 OpenRunとは、オープンイヤー型(骨伝導な耳を塞がないタイプ)のイヤホンで特に有名なアメリカの会社「Shokz(ショックス)」の骨伝導イヤホンの1つです。

 名前の通り、ランニングなどの運動に適したワイヤレスの骨伝導イヤホンで
・軽い(26g)
・安定したフィット感
・高い防水&防塵性(IP67)
・急速充電(10分充電で1.5時間利用)と最大8時間連続再生のバッテリー性能

などの特徴をうたっています。

 ShockzではOpenRun以外にも
OpenMove:軽い運動や日常使いに適したエントリーモデル(価格低め)
OpenRun Pro:低音などによりこだわったハイエンドモデル(価格高め)
など様々な用途・性能のアイテムがあります。

※ちなみに、末尾に「~Mini」と付く製品がありますが、これはネックバンドのサイズが小さいだけ(頭の小さい人用)の違いだけで性能などは変わりません。

 個人的には、Shockz自体が骨伝導イヤホンを製造している会社の中でも代表的なメーカーであり、OpenRunはその中でも特に人気のあるアイテムだと思っております。

よくある疑問 (実際に使ってみてのギャップ)

 では、骨伝導イヤホンやOpenRunを検討する際のよくある疑問に関して、私の見解を述べていきます。

音の聞こえは悪い?

疑問
疑問

骨伝導イヤホンって音質が悪い、聞こえづらいって聞くけど実際どれくらいなの?

回答
回答

全然普通に聞こえます!むしろ耳の中に入れていないのにこんなに聞こえるのかとビックリするレベルでした!

 私自身が音質にそこまでこだわるタイプではないというのもありますが、普通に音楽を聴く、動画を見る分には全く違和感がありませんでした。
 ただ、以前2000円くらいの安価な骨伝導イヤホンを試した時は少し音が聞こえづらいなと感じたことがあったので、骨伝導イヤホンがというよりはOpenRunの性能がちゃんとしているのかなと思います。

音漏れは?

疑問
疑問

音漏れはする?そしてどれくらい?

回答
回答

音漏れは若干します。ただ、静かな空間でそばにいれば分かるレベルです。

 音漏れは若干ありました。骨伝導するための振動が、結局空気も揺らしてそれが結局音として漏れてくるのかなといったイメージです。
 ただ、静かな空間で近くに行ってやっと気づくレベルなので、ある程度雑音がある空間(職場や街中)では音漏れは気にならないと思います。

雑音の中でも聞こえる?

疑問
疑問

耳を塞がないから雑音がある中では使えないのでは?

回答
回答

確かに、雑音で聞こえづらくなることは時々あります。境界線として、街中では聞こえる、電車の中では聞こえづらいといった感じです。

 骨伝導イヤホンは耳を塞がないため、周りの音が普通に入ってきます。そして、ノイズキャンセリングもないため雑音のうるさい場所では正直聞こえづらいです。
 騒音のレベルで言うと、街中では(新宿や渋谷などの繁華街でも)問題なく使えて、交通量の多い道路の近くだと車の音で聞こえづらくなる、電車では走行音やアナウンスなどにより聞こえない時がぼちぼち、といった感じです。
 人混みのような比較的高い音の中だと問題なく聞こえますが、車や電車が走る時の低い音には少し弱いのかなというイメージです。

ランニングにはどれくらい使える?

疑問
疑問

ランニングしながらでも快適に音楽を楽しめる?

回答
回答

名前にRunと入っているだけのことはあって、全く問題ありませんでした。音声はもちろん、ネックバンドがしっかり固定されており外れる心配もありません。

 OpenRunと名乗っているだけのことはあって、ランニングには本当に向いているアイテムだなと思いました。

・ネックバンドがチタンフレームとなっており頭にフィットし、激しい運動でもずれない
・非常に軽い
・耳を塞がないため、安心かつ、ストレスも感じにくい
・防水なので汗をかいても安心
・充電も長持ちで急速充電も可能
といった部分が非常にランニングの満足度を上げてくれました。(特にフィット感は素晴らしかったです)

 ただ、唯一の欠点として、でも挙げたように交通量の多い道路近くを走ると車の走行音で聞こえづらくなるというのはあります。

骨伝導ならではの気持ち悪さはない?

疑問
疑問

骨を通して音を聞くのは気持ち悪くはない?

回答
回答

最初に少し驚きはしたものの、嫌な感じはありませんでした。慣れの問題かなと思います。

 私は骨伝導もすぐに慣れ、むしろこっちの方が耳に負担をかけていない感じがして快適でした。骨に振動が伝わることで頭がガンガンしたりしないのかなとも最初は思いましたが、全くそういった影響はありませんでした。

サイズ感はどう選んだら良い?

疑問
疑問

サイズが合わなかったら、落ちたりする?

回答
回答

通常サイズとMiniサイズがあり、ネックバンドの伸縮性?がかなり優秀なためほとんどの人は推奨サイズを正しく選べばまずフィットすると思うのであまり心配する必要はないと思います。

 サイズは通常とMiniの2種類があり、どちらも価格・性能は同じでネックバンドの長さが違うだけです。

 サイズの選び方は、左耳-後頭部-右耳 の距離が23.49cmあるかどうかとのことです。

 私は23.5cmと非常に微妙なラインでしたが、通常サイズを選んで綺麗にフィットしました。ネックバンドがかなり優秀なので、よほど頭の小さい人が通常サイズを、大きい人がMiniサイズを選んだりしない限りはまず問題なくフィットすると思うのであまり神経質になる必要はないかと思います。

 ちなみに、正しいサイズを選んでもネックバンドと後頭部の間に少し隙間ができますが、これはそういう設計でむしろ正常なので心配いりません。

伝えておきたいこと

イヤホンを長時間利用する人には特にオススメ

 イヤホンで耳を長時間塞ぎ、音を聴き続けることは衛生的にも良くなく、聴力の低下の恐れからも近年注意が呼びかけられています。
 そんな中、OpenRunは骨伝導で比較的耳に負担が少なく快適に音を楽しめるので、特に長時間のイヤホン利用が多い人は骨伝導イヤホンにシフトチェンジするのは自身の健康のためにもなるのかなと思います。もちろん、わずかな音漏れもダメな環境、聞き漏らすことはあってはいけない状況などの場合は推奨はできませんが、大体の人にはOpenRunくらいの性能があれば問題はないと思われます。

 ちなみに、「長時間骨伝導をする方が体に悪いのでは?」という意見もあるかもしれませんが、それらはただのイメージによる勘違いで、実際は普通のイヤホンよりははるかに体への負担は少ないようです。

Shockz(OpenRunメーカー)が骨伝導イヤホンの安全性についての記事を出しているので気になる方を以下をご参照ください。

Shockz|骨伝導イヤホンはどれくらい安全なのか?

 

OpenRun Proまでにする必要はないと思う

OpenRunの上位モデルとしてOpenRun Pro(初代は販売終了となっており、現在はOpenRun Pro2となっています)がありますが、よほどイヤホンにこだわりがない限りはOpenRunで十分だと思います。

 OpenRun Proの優れている点として
・よりよい音質
・より速い急速充電でバッテリー持ちも長く
が挙げられます。

 しかし、私は音質にそこまでのこだわりがない、違いも分からない人間なので音質の向上にメリットは感じません。そして、家電量販店で偶然お試し用として展示されていたので聞き比べてみましたが、正直違いが分かりませんでした…。(私の耳がおかしいだけかもしれませんが(笑))

 なので、この違いのために1万円高い上位モデルを買う必要はないかなと個人的には思います。というより、OpenRunがお値段以上のスペックなのかなとも感じました。

 ちなみに、OpenRun Proは機能向上の代償のためか、OpenRunより4gほど重くなっており(30.3g)、防水&防塵性も若干下がっており(IP67→IP55)、本当にわずかな差にはなりますがそれも「OpenRunでいっか」と思った理由の1つです。

耳に入れないから中古でも良いかも

 骨伝導イヤホンは耳に入れずに済むので、中古でも比較的抵抗感は薄れます。メルカリを見てみると比較的新しめの中古(目立った傷なし、機能も当然問題なし)が1万円前後で売られていたため、気にならない方は検討してみても良いかもしれません。

骨伝導といえど自転車に乗りながらの使用は基本的にはNG

 近年、自転車のルールが厳しくなっており、罰則も厳格化しています。自転車に乗りながらの両耳イヤホン利用は周囲の音が聞こえにくくなるためNGとされていますが、耳を塞がない骨伝導イヤホンならOKなのでは?と思う方もいると思います。
 しかし、骨伝導イヤホンでも「原則としては違反となるケースが多い」ようです。このようなふわっとした表現になってしまうのは、自転車に関するルールは各都道府県がそれぞれ制定する条例によって規定されているため、一律には言えないからです。そして、条例も骨伝導イヤホンに明示的に言及していることは少ないので、どちらとも言えず解釈によっては違反となる可能性は十分高いです。
 何より、音楽などを聴きながら自転車を運転するのは単純に事故を起こす可能性も高まりますので、骨伝導イヤホンを付けて自転車に乗るのは避けるのが無難です。

まとめ

 OpenRunを使ってみましたが、個人的には大満足の買い物でした。
 当初はランニング専用で買いましたが、今では耳の負担を軽減するためにも普段使いでもちょこちょこ使用しています。(AirPods Proのノイズキャンセリングも魅力的なので状況によって使い分けとなります。)

 OpenRunの魅力は何より
・骨伝導でも普通に聞こえる
・フィット感がはんぱない

だと思います。

 皆様も自分にとってベストなイヤホンを探してみて下さい。

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