お知らせ

タイムズカーシェアの使い方

タイムズカーシェア

※2023/12/5変更
2024年2月より、距離料金が16円/km→20円/kmに、安心補償サービス330円→550円に料金改定のためその旨追記

※2024/5/16変更
古い料金体系(~2024年1月)分を削除

タイムズカーシェアとは

 タイムズカーシェアとは、コインパーキングで有名なタイムズが提供するカーシェアサービスです。利用者は、オンライン上で車を予約することができ、利用時間に指定の駐車場で車を利用することができます。筆者も利用することが多いですが、非常に便利でありオススメのサービスです。

レンタカーとの違い

 カーシェアもレンタカーも、運営会社の車を借りるといった点では一緒ですがカーシェアならではのメリット・デメリットがあるので解説していきます。
※タイムズカーシェアの説明であり、別会社のカーシェアでは異なる場合があります。

メリット

利用が簡単

 カーシェアを使う場合、すべてオンライン上で手続きをするだけで構いません。事前の会員登録には少し時間が必要ですが、それさえ完了していれば以降は簡単に予約・利用ができます。筆者は手続きも慣れたので、1分もあれば予約完了となります。レンタカーの場合だと、事前予約の上、当日店頭に行き免許証確認等の手続き、説明もあるため時間はかかってしまいます。
 また、キャンセルの際も利用の1分前という直前まで、無料でキャンセル可能なため、より手軽に予約利用が可能です。

6時間以内の利用なら料金が安い

  利用オプション、走行距離にもよりますが、6時間以内の利用ならレンタカーと比べると利用料金は安くなることが多いです。料金の形態としては「時間料金+距離料金」となり、この「時間料金」がレンタカーと比べると安く、「距離料金」は6時間以内だとかからないため、トータルで安価に収まることが多くなります。そして15分単位での計上が可能なので、特に数時間の使用であればかなり安く済みます。
 また、6時間や12時間などある程度まとまった時間の利用の場合は自動的にお得なパック料金での計上をしてくれます。6時間利用時の料金を見てみると、ベーシッククラス(利用車種等あまりこだわりなくただ移動手段として使うのであればこれで問題ありません)で時間料金4,290円だけとなります。一方、レンタカーだと基本料金5,000円~6,000円ほどかかるのが普通であり、そこにガソリン代も加わるため、こういった短時間利用だとカーシェアの方がお得なことが多いです。

利用料金|カーシェアリングのタイムズカー ※2024年5月時点料金

開始・返却時間が自由

 利用時、返却時にレンタカーのように店頭に訪問するのではなく、無人のタイムズ駐車場に行って勝手に利用するだけなので利用時間に制約がありません。そのため、早朝から利用し深夜に返却など24時間好きな時間帯での利用が可能です。これがレンタカーになると営業所が空いている8時から22時の間に利用手続き・返却手続きが必要といった所も多いので、それにより自由が利かず、22時に間に合わないから翌朝までレンタルして利用料金が無駄に増えるといったこともあります。(もちろん、深夜に返却可能なレンタカー店もありますが)ここは大きなメリットとも言えます。

デメリット

管理・整備が不透明

 カーシェアは基本的に無人のパーキングに車を置いておき、その車を様々な人が順番に使うといった形になるため、レンタカーと比べ管理・整備がされづらいという側面があります。もちろん職員の方々が定期的に確認はしておりますが、やはり返却のたびに車内チェックが行われるレンタカーと比べると、管理は細かくありません。頻繁に利用がある車だと、そもそも職員がチェックするタイミングがないという場合も考えられるため、そういった面が気になる方には抵抗があるかもしれません。
 ただ、基本的にわざわざ車を汚して帰る人はほとんどいないため、筆者が利用した中では利用をためらうほど汚い状態の車に出会ったことはありません。

職員の方からヒアリング・説明を受けられない

 Web上で予約をして、現地ですぐに利用することができるため職員の方から乗る前の説明・補償内容の確認などがなく、不安を感じる人がいるかもしれません。これは、利用が簡単というメリットの部分でもありますが、もしものことを考えると車・補償の説明などを受けてから出発したい人にとってはデメリットともなります。
 しかし、決して補償がないという訳ではなく、申込時に補償内容を選択することができその内容もレンタカーと遜色ありません。

月額基本料金がかかる

 タイムズカーシェアを利用するためには、月額基本料金を払う必要があります。これは、仮にその月カーシェアの利用がなかったとしてもかかってくる費用なので、ある程度定期利用のない人にとっては大きなデメリットとなってきます。
※月額基本料金880円(2024年5月時点)

 ただし、この月額基本料金は使用料金に充当できるので、月に1回利用すれば損することはありません。(月額基本料金を支払う代わりに、毎月880円が無料利用料金として割り当てられるといった具合です)

長距離移動の場合は料金が高くなる

 料金形態において、「時間料金」と「距離料金」の2つがかかってくると説明しましたが、長距離移動の場合は「距離料金」が高くつく傾向があります。
 レンタカーだとガソリン代を負担するため、燃費20km/Lの場合、ガソリン1Lの料金を170円とすると8.5円/kmとなります。しかし、タイムズカーシェアの場合、距離料金が20円/km(2024年5月時点)のため倍以上の料金がかかるということになります。もし200km走れば距離料金で2,300円の違いが出てきます。だいたい今の車だと、燃費20km/Lは普通なのでこういった差はあります。

なんだかんだレンタカーとほとんど変わらない部分

 また、以下はタイムズカーシェアとレンタカーのどちらでもほとんど変わらない部分・共通点だなと感じた点になります。別のサイトではカーシェアならではの特徴と述べている所もありますが、筆者としては、制度の概要は違うが本質は結局変わらないのでは?といった部分をピックアップしています。

返却場所

 タイムズカーシェアもレンタカーも基本的には借りた場所に返却義務があります。しかし、両者とも乗り捨て(借りた場所とは別の場所に車を返却・乗り捨てすることができること)制度があるため、その気になれば片道のみの利用も可能です。そして両者とも乗り捨ての際には別途料金がかかり、その料金に大きな差はないように感じます。また、どちらも全てのレンタル場にて乗り捨てが可能というわけではなく、乗り捨て可能なステーションは限定されております。

シェアカーを使うべきタイミング

 上記のタイムズカーシェアのメリット・デメリットを踏まえたうえで、こういった時はタイムズカーシェアを使うべきといった状況を説明します。

引っ越し(近場)の時や買い物などのちょこっと使い

 引っ越しや買い物などのように、長距離は走らないが荷物などが多いため車を必要とするときは、タイムズカーシェアがお得となります。このように数時間足として使いたい時、タイムズカーシェアのメリットである、短時間の料金プラン(6時間以内)なら距離料金がかからないという点が十分に発揮されます。

電車との併用

 目的地が遠く駅から離れている時に、最寄り駅まで電車で行き、そこでカーシェアを利用して目的地に移動という使い方もカーシェアならではの便利な使い方となります。これは、場合にもよりますがお金も時間も節約することに繋がります。
 お金の面では、高速道路を使うとガソリン代もETC料金もばかになりません。しかし、カーシェアのステーションがある最寄り駅まで電車で行くことで、安く行くことができ、そこから車に乗り替えるので使用時間も短くなりレンタル料金も安くなります。これは特に1~2人など少人数の移動の時に役立ちます。
 時間の面でも、朝夕などの道路が混む時の移動の際には、渋滞区間は時間通りに行く電車で移動し、そこを抜けてから車で行くことできるので時間を短縮できる場合があります。

緊急の時

 急遽車が必要になった時もタイムズカーシェアは心強いです。利用開始までの手続きに時間がかからない点と、カーシェアのステーションが多くの場所にあるという点から、場合によれば5分後に急遽車が必要となった際も、対応可能です。
※あくまで会員登録済(月額基本料金を払い)の状態が前提ですが

 このように、基本的には車を短時間・すぐに利用したい時にタイムズカーシェアはおすすめです。

利用方法

 タイムズカーシェアの利用は非常に簡単であり、「事前の会員登録」「予約」「実際にステーションに行って利用開始」「返却」の4ステップに分かれます。会員登録だけは、登録情報の入力・免許証の照合などがあるため少し時間がかかりますが、それでも特に、会員登録を澄ましておけば、予約はWEB上で2,3分で終わり、後はステーションでそのまま車に乗りこむだけです。

会員登録

 会員登録はWEB上で行います。その際、登録者本人の免許証を用意しておく必要があります。

個人入会|カーシェアリングのタイムズカー

 会員登録方法には、上記の5種類ありますが、基本的には「スグ乗り入会」か「インターネット入会」を選ぶ人が多いと思います。どの入会方法であっても料金は同じですので、すぐに使いたい人は「スグ乗り入会」、急ぎでなく家族プラン(この後説明)で利用したい人は「インターネット入会」、説明を受けてから使いたい人は「クイック入会」「カーシェア説明会」などを利用すれば良いです。

 ちなみに、会員登録において発生する費用は、カード発行料1,650円、月額基本料金880円となります。しかし、タイムズカーシェアでは入会キャンペーンをやっていることも多く、カード発行料が無料になったり、月額基本料金が2か月無料になったりなどあります。(時期によりキャンペーンの有無、内容は変わります)
 また、プランが4つあり、自身に適したプランで入会すれば良いです。

額基本料金|カーシェアリングのタイムズカー

 免許証の照合が完了すれば、後日タイムズカーシェアの会員カードが自宅に届くので、車の予約・利用ができるようになります。会員カードは車のロックを開けるために必要なのですが、スマホにタイムズカーシェアのアプリを入れることで、スマホからロックを解除できるため、「スグ乗り入会」とはこのスマホロック解除機能を使うことで、すぐにシェアカーを利用することができるということです。

予約

 会員登録が済んでいれば、あとはパソコンまたはスマホから借りたい場所・車・時間を予約するだけです。ここでは、多くの方が一番利用するスマホでの予約方法(スマホのWEBページではなく、スマホのアプリでの予約)を解説します。
※スマホアプリでもパソコンでも画面の仕様は多少違いますが、手順としては変わりません。

 初めてタイムズカーシェアを利用する時の手順を記していますので、2回目以降の利用の場合は、④からのスタートで問題ありません。

①アプリのインストール

まずは、アプリのインストールをします。しかし、WEBページから予約も可能なため必ず必要という訳ではありません。ただ、個人的にはアプリ利用が一番楽なので、おすすめです。
 「スグ乗り入会」を利用した方のみは、会員カードが届くまではアプリでしか車の解錠をすることができないので必須と言えます。(アプリでの解錠はiPhone、androidどちらも対応しています。)

②ログイン

アプリを開くとホーム画面が表示されるので、下のメニューバーの一番右「その他」を選択します。

まだログインしていないのでゲストとしての画面表示になっています。「ログイン」を押します。

 会員登録の際に、会員カード番号(IC管理番号)が付与され、自分で決めたパスワードがあるはずです。それらを記入し、「ログイン」を押すと、ログイン完了です。

※カードが届いている方は、カード裏面を確認すると会員カード番号(IC管理番号)が記載されているので、それを見て番号を確認することもできます。

③アプリ解錠機能利用登録

 続いて、アプリから車のロックを解除できるようにするための「アプリ解錠機能利用登録」を行います。会員カードが手元にある場合は、そのカードを使って(タイムズカーシェアの車には後ろ側にカードをかざす所があり、予約後、カードをかざせば解錠されます)解錠できますが、会員登録してすぐ車を使う場合はまだカードが手元に届いていないため、この機能を使う必要があります。
 また、カードが届いた後も、この機能はシンプルに便利なため、設定はしておくべきだと思います。

ホーム画面の下のメニューバーの一番右「その他」を選択します。
そして「設定」を選択します。

アプリ設定画面が開きますので、そこで「アプリ解施錠機能」を選択します。
すると、画像のような画面になりますので、利用登録を押し、会員登録時の電話番号へSMS認証番号が送られるので認証します。

認証完了し、登録できると画像のように「登録済み」となりますので、これでアプリ解錠機能利用登録が完了となります。

④予約

 ここからは、実際に車の予約手順となります。①~③までは一度登録完了さえすれば、2回目以降はスキップできますので、今後は毎度「④予約」からの開始となります。

ホーム画面の一番下「予約する」メニューを選択します。

(1)使用開始したい時間を設定します。ここで設定した時間から課金が開始されるので、使いたい時間ギリギリで設定する方が良いです。もし、設定時間より30分遅くステーションに着いてそこから利用開始しても、30分前から課金は開始しています。(タイムズカーシェアは事前の車点検のための時間として、実際は予約開始時間の10~15分前には使用可能なことがほとんどです。この時間は利用料金には含まれません。実質、15分無料で使えるといった形になります。

(2)利用時間を設定します。ここで設定する時間はあくまで予定であり、課金対象時間は利用開始時間~返却時までのため、渋滞などで返却遅れる場合も考えて多少長めに設定しておく方が良いです。つまり、設定時間より早く返せばそこが返却時間となるので損することはなく、むしろ返却予定時間に間に合わなければ延長料金が割高にかかるため、長めに設定するに越したことはないです。(返却時間に遅れそうな時は、事前に延長申請(WEBや車のカーナビ上で)すれば延長料金はとられませんが)

(3)マップ上で利用したいタイムズのステーションを選択します。

(4)利用したい車を選択します。ここで表示されるのは、(1),(2)で選択した時間に使用可能な車となります。車種によって「ベーシック」「ミドル」「プレミアム」などグレードがあり、料金も変わりますので自分に合った車を選択しましょう。もし、指定時間に利用可能な車がない場合、近くに他のステーションがあれば、そこは空いている可能性などあります。

 (5)車を選択すると、予約内容確認画面に移行します。そうすると、安心補償サービスの案内が表示されますので「加入する・しない」の選択をしましょう。料金は550円です。もちろん、この補償サービスに入らなくても通常の対人・対物などの補償は通常料金に含まれているため、自身に合った選択で問題ありません。
 通常の補償と安心補償サービスの内容はタイムズカーシェアホームページの説明を確認してください。

 (6)最後に予約内容を確認して、時間・レンタル場所など問題なければ「予約確定」を押すと予約完了となります。

 予約状況を確認したい時は、ホーム画面1番下の「予約一覧」メニューを選択すると、予約状況の一覧が見ることができます。

ステーションに行って利用開始

 予約時間になると、予約したステーションに行き車を利用します。実際は車の利用は予約時間の10~15分前から可能です。(車の点検時間として)
 ステーションに到着すると、予約した車の解錠をします。アプリで解錠する場合は、ホーム画面の「利用する」メニューを選択し、「解錠する」を車の近くでタップすると(パスワード入力後)ガチャっと鍵が開きます。会員カードでも解錠することができ、車の後部にカードをかざすマークがあるので、そこにカードをかざすと解錠されます
 車が解錠されれば、中に乗り込み車両点検の後、グローブボックス(助手席前の収納スペース)に車のカギが入っているので取り出し、後は通常通り利用するだけです。ステーションによっては、バー型のタイムズパーキングと一体になっている所もあるので、その場合はバーを通過するためのカードが運転席の上にあるのでそれを利用しましょう。

返却

 車の利用が終われば、車を返却します。基本的に何か特別なことをする必要はなく、そのまま利用開始時のステーションに返せば問題はありません。ステーションに車を戻せば、あとは社内に忘れ物はないか確認し(特にETCカードは要注意です)、車のカギが入っていたグローブボックス(助手席前の収納スペース)にカギを差し込んで戻し、最後に車を施錠するだけです。施錠方法は解錠時と同じで、アプリの「施錠する」ボタンを車のそばでタップするか、会員カードを車の後部のカード認識マークにかざすと施錠されます。ガチャっと音がすれば施錠完了ですので、それで返却完了となります。
 もし、万が一施錠後に忘れ物に気づいた場合は、返却後1時間以内なら一度だけドアを開閉できるので解錠して回収します。返却後1時間後に気づいた場合はもう一度同じ車を予約し回収する必要があるとのことです。

 基本的にそのまま利用開始時のステーションに返せば問題はありませんが、返却前にガソリンを入れたり洗車をすることで料金の割引を受けることができます。ガソリンに関しては20リットル以上or燃料計の半分以上の給油で30分の割引、洗車に関しては水洗い洗車の実施の上、予約確認メールに記載のURLに(カーシェア利用中に)報告することで30分の割引を受けることができます。その際は、車に搭載されている「給油・洗車カード」を利用可能ガソリンスタンド(ENEOS、出光興産、コスモ石油、キグナス石油、太陽石油)で提示すれば問題ありません。詳しくはホームページで確認してください。

 また、「乗り捨てサービス」というものもあり、必ずしも利用開始時のステーションに返す必要はありません。ただしこのサービスを利用するには別途料金が発生するのと、全てのステーションに返却できる訳ではなく対応可能ステーションが限定されています。こちらも詳しくはホームページで確認してください。

まとめ

 以上がタイムズカーシェアの解説および筆者の感想となります。個人的には6時間以内の利用ではレンタカーより安価で収まることが多く、利用も簡単なので非常におすすめです。月額基本料金がかかるので、数か月に1回しか車を必要としない人には向いていないかもしれませんが、月額基本料金880円は利用料金に充当することができるので月に1回以上車を使うが自家用車を買うほどではない人にとってはちょうど良いと思います。

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