楽天グループ株主優待
楽天グループ株式会社(4755)は12月末が株主優待の権利確定であり、今年の優待内容は、「楽天モバイル特別優待【音声+データ30GB/月】プラン1年間無料」となっています。こちらは前年と同じ内容です。

私は前年の優待も受けており(現在も利用期間内)、1年間利用してみての感想や今年はどういった活用方法をとるのかをお伝えします。
昨年までの利用方法【楽天モバイル×楽天モバイル】
まずは、前回の優待ではどういった利用方法をとっていたのかというと、以下になります。
昨年
「楽天モバイル(もともと利用の回線)」×「楽天モバイル(優待回線)」のデュアルSIM
(理由)
・もともと使っている電話番号を残したかった
・スマホ2台目は持っていなかったし必要なかった
・ただ優待の恩恵は受けたかった
以前から楽天モバイルを利用していた私にとっては最初優待は意味がないのでは?と思っていましたが、もともとの回線を電話用として、優待回線を通信用とすることで、スマホの用意やキャリア変更といった面倒な手続きなく通信費を抑えることができました。
そもそも「デュアルSIMとは?」といった疑問があったり、昨年の利用方法について詳しく知りたい方は以下の過去記事を参考にしていただけたらと思います。
1年間利用してみての反省点
繋がらない時がストレス
まずは何よりコレです。楽天モバイルはプラチナバンドも取得し通信品質はかなり改善されましたが、やはり大手キャリアと比べると少し劣っているように感じます。特に、通勤ピーク時の電車、駅付近、ショッピングモールといった人が密集している所や障害物が多い所では通信できないことがあります。そして、私のデュアルSIMは両方とも楽天モバイルだったので回線を切り替えても当然通信品質は同じです。
ただ逆に言えば、それ以外の時やシチュエーションでは問題なく繋がるので、私が首都圏の電車に乗ることがなくなるようなら、このままでも問題はないなとも思いました。
ほぼ使っていないのに980円かかるのがまだもったいない
デュアルSIMにして、ほとんどの通信を優待回線で行うことで、もともとの楽天回線の通信量を1GB以内に抑えることができました。しかし、通信費が980円(税抜)になったことに最初は満足しても、後々「電話番号を残すためだけに980円かけるのはまだもったない」と思うようになりました。
正直欲張りすぎ(笑)な気もしますが、やはり減らせるとことは減らすべきかなとは思います。
今年の利用方法【ワイモバイル×楽天モバイル】
ということで、上記の反省を活かして今年の優待では次のような対応を取ります。
今年
「ワイモバイル(デフォルト回線)」×「楽天モバイル(優待回線)」のデュアルSIM
ワイモバイル×楽天モバイル にした理由
まず、楽天モバイルの電車内での繋がりにくさを補うために、デフォルトの回線は繋がりやすいもの(3大キャリアの回線)にしたかったというのがありました。普段は優待の楽天モバイル回線で問題ありませんが、繋がらなくなった時にワイモバイルに変更するという手段があるのはかなりの安心感です。また、逆も然りで時にはワイモバイルの方が調子が悪い時もあるので、そういった時は楽天モバイルを利用するなどリスクヘッジを効かせることもできます。
正直ワイモバイルより安い格安SIMはたくさんありますが、繋がらないと意味がないので、3大キャリアの回線を使っており比較的有名どころである「ワイモバイル(ソフトバンク回線)」「ahamo(ドコモ回線)」「UQモバイル(au回線)」の中で考えていました。その中でも、私はソフトバンク光を利用していることによる割引もあり、最も安く済むワイモバイルを選択したという形になります。
(例えば、日本通信SIMだと1GB290円と破格の安さですが、繋がりにくいといった口コミをよく見るので一応避けることにしました…)
デフォルト回線を楽天モバイル以外にすることで、通話料がかかってしまうというデメリットは出てきてしまいますが、私の現状としてはデフォルト回線の電話番号は受信さえできれば良かったのでそこはあまり問題ありませんでした。お店などに電話する時は別に優待の電話番号で良いので、結局通話料がかかることはほぼありません。

※料金やプラン内容は2025年3月時点のもの
結局料金としては、「楽天モバイル×楽天モバイル」の時より高くはなってしまいますが、優待獲得前と比べるとまだ安価で、なおかつワイモバイルの回線も使えるのであればまあ良いかなという感じです。
実際に ワイモバイル×楽天モバイル にしてみると
実は、この「ワイモバイル×楽天モバイル」は今年の1月からすでに試しています。
もし、楽天の優待がSIMカードでなくなった場合はデフォルト回線を変更しても意味がないので動けませんでしたが、12月末に優待確定した時点でいつ変えてもいいので変更しました。
そこで、実際に現在まで2ヶ月ほど使ってみた感想としては、「かなり良かった!」になります。
料金は500円ほど上がりましたが、繋がらない時はワイモバイル、普段は楽天モバイルという使い分けができ、以前より快適な通信ライフを過ごせています。
【楽に回線を切り替える方法】 ※iPhoneの場合のみ
「ワイモバイル×楽天モバイル」にしてから、回線を切り替える頻度が増えました。
これまでは単純にiPhoneの設定画面から都度回線の切り替えをしていましたが、それが面倒になり、調べていると「回線切替のショートカットを作成する」という手がありました。ショートカットを利用することで、ワンタッチで回線切り替えができ、かなり楽になりました。
(これまで)


(ショートカット作成)
以下のブログで 作り方or ショートカットを入手できるリンク を共有して下さっています。
iPhoneのモバイルデータ通信回線を切り替えるショートカット|元SEの健忘ログ タケオ
優待申し込みの流れ

新規の株主の場合は、SIMの申込用書類が3月中旬くらいに届いて、3月下旬~5月末に申し込み、8月から利用できるようです。
具体的な設定方法は過去記事にて解説していますので参考にしていただけたらと思います。

また、昨年度から株主を継続している人は、その時のSIMカードが引き続き使える(期限が1年プラスになる)ようです。そのため私は特に手続きはなく、電話番号も変わりません。
ちなみに、前年の優待をもらってから売買を繰り返している場合は、今回が新規株主・継続株主のどちらに扱われるかはタイミングによります。
楽天グループの株主名簿更新のタイミングで株を保有していれば同じ株主番号扱いとなるため、継続株主となりSIMカードはそのまま引き継ぎとなります。しかし、株主名簿更新時に株を保有していない時が一度でもあると、その時の株主番号は消失するため、再度購入してもそれは新規株主という扱いになります。つまり、何度売買を繰り返していても、全ての株主名簿更新タイミング時点で保有していれば同一株主番号です。一方、1度だけ株を売って翌日すぐに買い直しても、売った日に株主名簿が更新されれば株主番号は変わってしまいます。そして、楽天グループの株主名簿更新のタイミングや頻度は不明なため(しっかり調べたら分かるのかもしれませんが…)、前年優待確定後から1度でも売買をしている人がどういう扱いになるのかは正直分かりません。
なので、3月中旬に届く申込用書類(申し込みサイトのID・パスワード記載)次第で自分が新規か継続か判断することになると思います。(継続の場合は申込用書類は同封されていない?)

まとめ
優待をもらった初期の時は、すでに楽天モバイルを使っている私としては、「とにかく元の電話番号は残したい」&「少しでも優待の恩恵は受けたい」という思いから、楽天モバイル×楽天モバイルのデュアルSIMという一番手間のかからない手段を選択しました。
しかし、思ったより電車内での通信品質が改善されなかったため次第にストレスになり、「通信費が少し上がっても良いからちゃんと繋がる回線も使いたい」という思いから、ワイモバイル×楽天モバイルのデュアルSIMに変更しました。
私としてはこの方針変更は良かったと思っています。
実際は、皆様が現在何の回線を使っているか、どのエリアに住んでいてそこは楽天モバイルが繋がりやすいか、によって取る手段は変わると思います。本記事が優待SIMの活用方法の参考になれば幸いです。
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